20世紀前半は精神医学の治療法は、ある方法を用いたら病気が良くなった、といった経験則に頼ったものであった。
そのため、病理学・病因論・治療理論といったものがなく、根治的な治療もできず、医学の他の領域に比べるといささか科学性が欠けているように見られた。
そこで第二次大戦後の精神医学者たちは、すでにそれなりの病理学や病因論を整備していた精神分析学に期待をかけ、かねて排斥していたものに接近してきたのである。
だが、出会いのアルバムのそうだが、今だに解明されていない問題が山積みにされているのは事実で、苦しんでいる人を根本的に助ける方法は未だにない。
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