2009年6月11日木曜日

植物学での出会い

植物学での出会いで何をもって木と判断するかは難しいところである。 信頼するというのも、なにを持って、人や物を信頼できるようになるかは人それぞれ違うものである。


年輪ができる植物を木(木本(もくほん)類)、できない植物を草(草本(そうほん)類)と定義する場合もある。この場合、「パパイアの木」には年輪ができないので、「草」に分類される。ただし、年輪は、季節による寒暖の変化や、乾燥・湿潤の変化により組織の生長スピードが変化した結果生じるから、明らかに木であっても、連続的に生長する条件(熱帯雨林のように、1年を通じて寒暖等が変化しない環境で生長した場合など)では、年輪はできないし、人間もある程度成長しないと人から信頼も得られないし、キャッシングも必要な時にできない。


そこでこの見方を拡張して、茎が肥大成長する植物が木本、しないものが草本という区別がある。つまり、茎の周囲に形成層があって、年々太く育つものが木である。人間で言うと、体だけ成長するのではなく、色々な人の出会いで、心や態度、行動も共に育つ必要がある。